江戸城 北の丸
日本武道館がある北の丸公園が、江戸城の北の丸。
今、ここには、日本武道館がある。
その武道館は武道の試合会場というより、コンサート会場としてのほうが有名である。
アーティストにとって、ここでコンサートを行うことが、一流の証拠というのだから、ここに住んでいた清水家の住人は、それを知ったらどう思うだろうか。
時代は変わるものである。
ここが、公園として公開されたのは昭和44年なのだそうだ。
戦前はここに近衛師団の司令部があった。本丸と同様、戦後、しばらくの間は立ち入り禁止エリアだったことになる。
北の丸が整備されたのは徳川幕府の初期というが、本丸のすぐ北側でもあり、中世江戸城時代も出丸はあったのではないかと思われる。
千鳥が淵の堀は多分、自然の谷津を拡張したものであろう。
それにしてもここの堀の深さは凄い。まるで谷である。水面まで20mほどあるだろうか。
最後は人力でここまで掘り込んだのだろう。北の丸内部から見ると堀に面した部分が土塁になっている。
当然、掘った土を盛ったものである。凄い土木量である。
北の丸公園には大体、地下鉄「九段下」から入るのが一般的と思うが、その入口が田安門。
この門を入った西側が田安家の屋敷があった。
武道館のある東側が清水家の屋敷があったという。
三卿の田安、清水家の屋敷ができる前は代官町といって大名屋敷があったらしいが、明暦の大火の跡、移転させられ、火事が起こった場合の緩衝地帯としての緑地と田安、清水家の屋敷になったそうである。
東側、牛が淵、清水濠に面して清水門がある。

北の丸の北の入口、田安門。現存の城門である。 田安門の枡形外側の門 田安門西の千鳥が淵。まるで谷である。
北の丸に建つ日本武道館。 清水門 清水門南側の清水濠