フェラーリ360モデナ
フェラーリのミッドシップスポーツカー。
モデナと言う名はフェラーリ本社のあるイタリア中北部の都市の名からとったもの。1999年販売開始。
スタイリングを担当は、名デザイナーチーム、ピニンファリーナ。
スポーツカーとしては、かなり大型の車体であるが、車重はスペースフレームやサスペンションアームなどにアルミを多用化し、車重1430kgと軽量化され、室内の居住性は向上しているという。

また、車高が1215mmと低く、重心も低く抑え、優れた運動性能が確保され、ハイスピードコーナリングに大きな効果を発揮する。
エンジンはV型DOHC8気筒。排気量は3.6リッター、400馬力の最高出力(回転数8500回転)。
最大トルクは38. 0kg-m(発生回転数は4750回転)。360は3.6リッターエンジンを搭載することから付いた。
フェラーリのスポーツカーの中では、1800〜2000万円と安価?であることもあり、また、F1でフェラーリが大活躍したこともあり、最多の販売台数を記録、2005年に生産を終了し、後継車種のF430にバトンタッチした。




フェラーリテスタロッサ
1984年10月に発表されたイタリア フェラーリ社のミッドシップタイプのスーパーカー。
ちょうどそのころ、スーパーカーブームだったと思うが、そのせいもあって、フェラーリ社の車では一番、知名度があるのではないかな。
漫画や小説にも登場していた。五木寛之の題名は忘れたが何とか愚連隊とかいう小説に出ていたのを覚えている。
1991年まで製造されというのでそれほど長い期間、造られていた訳ではない。何と言ってもデザインが最高に素晴らしい。
デザイナーはピニンファリーナという人は、車のデザインに関しては天才そのもの。
ドア後方のラジエーターを冷却用の両サイドにある大型ルーバーのデザインが最高であり、その後、登場した車にもこのデザインを真似したものがあった。
「テスタロッサ」はイタリア語で「赤い頭」の意味。
レーシング・モデルのエンジンのカムカバーが、 赤いエナメルでペイントされていたことに由来し、その名前を襲名。
このため、この車のエンジンTipoF113A型のカムカバーも赤く塗られている。
2回のモデルチェジが行われており、初期型モデルは運転席側のみの高い位置にミラーが取り付けられていが、後期はピラーのつけ根部、左右に取り付けられ、ホイールはセンターロック式から、後期モデルでは5スタッド式に変わっているそうである。



フェラーリTipoF113A型エンジン
珍しいエンジンの模型。模型だけど非常に良くできているので掲載。
さすがタミヤ。このエンジン、本物は、水平対向12気筒4942t DOHC 390ps/48.0kgm 最高速度290q/hを発揮する性能を持つ。
エンジンのカムカバーが 赤く塗られていることがお分かりかと思う。
フェラーリのかつてのレーシング・モデルのカムカバーが、 赤いエナメルでペイントされていたことに由来してこのエンジンのカムカバーも赤く塗ったという。
そのレーシング・モデルの名は「テスタロッサ」と言われていた。
「赤い頭」という意味だそうである。
その名前を復活させた車のエンジンがこれである。その由来を尊重し、この車のエンジンのカムカバーも赤く塗ったという。
勿論、このエンジンを搭載したのは、あの「フェラーリ テスタロッサ」。
しかし、こんな大馬力のでかいエンジン積んでどうするんだ?
6気筒で十分だろう、燃費も悪いし、時速290kmで走れる道もないのだし・・・と思うのは管理人のような普通の「貧乏人」。夢もロマンもない人間。
それなりの人にはそれなりの価値観があるのでしょう。




フェラーリF430
フェラーリ社が、2004年、フェラーリ360の後継モデルとして発売したスポーツカー。
490馬力と47.4kgmのトルクを出すV8 4バルブ4.3リッターエンジンを搭載(車名は排気量に由来)。
トランスミッションは6速MTと6速パドルシフトセミATを設定。
デザインはピニンファリーナのチーフデザイナー、フランク・ステファンソン。
基本的に360を踏襲。タイヤサイズは高出力エンジン搭載をを考慮し、360より太く、フロント225/35ZR19インチ、リア285/30ZR19インチを採用。
全長/全高/全幅:4,512mm/1,214mm /1,923mm
ホイールベース:2,600mm
トレッド前/トレッド後:1,669mm/1,616mm
車両重量:1,450kg
ボア×ストローク:92×81mm
圧縮比:11.3:1
最高出力:360.4kW(490CV)/8,500rpm
最大トルク:465Nm(47.4kgm)/5,250rpm
ホースパワー:114CV/リットル
最高速度:315km/h以上
0-100 km/h加速:4.0秒
車両本体価格(消費税込み):MT \21,735,000- F1 \22,995,000


フェラーリ マラネロ
2002年3月にフェラーリ550のエンジンを5.75Lにパワーアップし、改良を加えて発表され2005年まで製造された車である。
デザインは例によってピニンファリーナ。
まさにデザインは芸術である。

名前のマラネロ (Maranello) は、イタリア共和国エミリア=ロマーニャ州モデナ県のコムーネ(日本で言えば、「武蔵」「信濃」などの旧国名)の一つであり、フェラーリの本社のある場所、そこから名を取っている。
しかしどうも「マラ」に強いインパクトを感じてしまう。煩悩の塊、考えすぎだねえ。

エンジンは550のティーポF133型 5.5LV12エンジンを改良、ボアアップしたティーポF133E型 5.7LV12エンジンをフロントに搭載。
ミッドシップではないのですね。
このエンジン、最高出力515PS/7,250rpm、最大トルク60.0kgf・m/5,250rpmという性能を発揮。
しかし、こんな大馬力車どうするんだろうねえ。
燃費重視の俺には無縁の世界、って、それはビンボー人の発想。

トランスミッションは従来の6速MTと6速セミAT(F1マチック)がある。
なお、575MはフェラーリのV型12気筒モデルでの初のF1マチック採用車とのこと。
お値段?6速MT車が2470万円、F1マチック車が100万円高の2570万円だそうな。
日本にはほとんど輸入されていないらしい。