那珂市山王原遺跡の石器について

1 はじめに

 那珂市山王原遺跡は、那珂市北酒出字山王原に所在する。
 当遺跡からは縄文早期から中期にかけて及び弥生後期から古墳時代にかけての土器が出土すると報告されているが、特に早期前葉の撚糸文土器が出土する遺跡として著名である。

 管理人が本遺跡の石器に注目したのは,当遺跡において未舗装の農道に転がっている明らかに人の手による加工が加えられた敲石のような石器が数点目に留まり,それらを採取した時である。
 帰宅後,それらの石器を調べてみると,それらは縄文早期前葉の撚糸文期に特徴的に見られるスタンプ形石器及び三角錐形石器であることを知った。
 また,文献を調べた結果、当該遺跡名は山王原遺跡といい、そこからは撚糸文系土器が出土することとスタンプ形石器,三角錐形石器が採集されていることを知った。1)2)

 この事実が判った後,何度か山王原遺跡を訪れ,遺跡周辺の農道を歩いてみると多量のスタンプ形石器,三角錐形石器及び局部磨製石斧等の縄文早期前葉撚糸文期特有の石器が採取された。なお,土器片はごくわずか見られたが長年の耕作で細片となっており,撚糸文が明瞭なものは発見されなかった。

 以下に本遺跡で採取した縄文早期前葉の撚糸文期と推定される石器を紹介する。なお,採取した石器は全て農道や畑の隅に転がっていたものであり,発掘は全く行っていない。

2 山王原遺跡の位置及び石器採取場所について

 山王原遺跡は,久慈川の支谷とそこから延びる小支谷によって形づくられた海抜30mほどの酒出台地の北縁部に位置し,谷を挟んで西側に本遺跡と同時期の縄文早期の台坪遺跡が存在する。遺跡の南側はほぼ平坦な那珂台地に続いており,東側も多少の起伏はあるがやや緩斜面であり,駒形神社を経て縄文早期の石井戸遺跡がその東側に位置する。

 遺跡の所在する地区は高低差2〜3 m程度の起伏があり、さつまいも,麦,ゴボウ等を栽培する見通しの良い広い畑地である。
 遺物が最も多く採取される場所は,共同墓地より東側及び南東側一帯の畑地に沿った農道である。
 それらの農道はかつて小沢となっていたと推定される低地周囲の谷頭を巡る未舗装の道である。
 遺物を採取した範囲は比較的広く,  400m×300m程度の広さに及ぶ。
 畑地には直径5〜10cm程度の丸みを帯びた川原石が多く含まれている。これらは農耕の障害となるため,多くが農道に捨てられている。
 石器はそれらの捨てられた川原石に混じって発見される。このため,必然的に農道で採取される石器は比較的大きなものが多い。
 しかし,採取される大型の石器の量に比べ, 茨城県北部の縄文時代の遺跡に多く見られるメノウ製やチャ−ト製の小型の石器,剥片等は畑地内でもごくわずかしか発見することができない。

3 局部磨製石斧

 採取した局部磨製石斧は,5点採取した。これらを図3−1から図3−4に示す。
 いずれも旧石器時代の局部磨製石斧の伝統を受け継ぐ縄文早期撚糸文期に特徴的な石器である。
 図3−1から図3−3までの4点は比較的小型であり、図3−3は長さ55mmという小型である。
 図3−1、3−2の3点は長さが90mm程度であり,幅が40mm程度とほぼ同じ大きさである。図3−4は破損品であるが、若干大きめであり、推定の全長は150mm程度である。
 だだし,厚さは薄手のものと厚いものがあり一様ではない。
 楕円形の偏平な礫を利用し,長軸側の一端の先端部片側のみを研磨して刃を付けており,これ以外の面は自然面である。
 石材は緑泥片岩,硬質砂岩である。図3−1の上の写真の硬質砂岩の石斧は風化が激しく研磨面は明瞭ではない。

 縄文早期撚糸文期は定住が始まった頃と考えられており,これらの小型の局部磨製石斧は住居用の木材の細部加工に使用されたと考えられている。

図3−1 局部磨製石斧(1),(2) 図3−2 局部磨製石斧(3) 図3−3 局部磨製石斧(4) 図3−4 局部磨製石斧破損品

4 片刃石器

 片刃石器は5点採取した。これらを図4−1から図4−5に写真と図で示す。
 片刃石器(チョパ-)は前期旧石器時代から縄文時代を通じて普遍的に見られる石器であり,採取した片刃石器が必ずしも縄文早期撚糸文期のものとは特定できないが,局部磨製石斧,スタンプ形石器及び三角錐形石器も多く伴出することから,撚糸文期のものと判断して問題ないものと考えられる。

 図4−1 は半月型に調整した偏平な礫の円周部2ヵ所を片側から打ち欠いて刃部を作り出したものである。
 図4−2 は偏平な円形の礫を半分に割り,割った部分を片側から打ち欠いて刃部を作り出したものである。
 刃の先端部には打撃による磨滅・刃こぼれが見られる。なお,文献2には本遺跡から出土した図4−2 とそっくりな片刃石器が紹介されている。

 図4−3 も図4−2 とほぼ同様にして製作されているが刃部の角度は約45°程度と余り鋭くはないが,刃部全体にわたりほぼ同じ角度で調整がされている。
 石質は安山岩質であり,表面は白く風化している。図4−1から図4−3までの3点は、ともに全長は10cm程度とほぼ同じ大きさであり,手に握ると掌によくフィットする。
 手に持って住居用木材の表皮の削りや荒削り, 丸太先端部の尖らし加工等の用途に使用したものと思われる。

 これに対して図4−4の石器は大型であり、本石器を手に持っての加工は重労働であったと思われる。刃部の欠け破損も著しい。
 図4−1から図4−3までの3点が木材の調整加工用に対して、木材の荒加工用のものかもしれない。
 図4−1から図4−4までの4点はやや平坦な礫を加工したものであるのに対して、図4−5は円柱状の礫を斜めに切断して調整している。

図4−1 片刃石器(1) 図4−2 片刃石器(2) 図4−3  片刃石器(3)
図4−4  片刃石器(4) 図4−5  片刃石器(5)

5 スタンプ形石器及び三角錐形石器
 本節で紹介する石器は一括してスタンプ形石器と呼ぶこともあるが,ここでは側面の加工が進み,正面,底面とも三角形を呈するタイプを三角錐形石器として従来のスタンプ形石器とは分けて紹介する。

  スタンプ形石器はラグビ−ボ−ル状や棒状の楕円形の礫を半分に打ち欠き,手に持ちやすいように両側縁に簡単な剥離を加えて調整したものである。
 底面の平坦部が機能面(打撃面)となる。その面形状は楕円の場合が多いが長方形のものも見られる。
 一方,三角錐型石器は名前のとおり三角錐の形をしており側面3面のうち1面は必ず自然面が残る。

  この種の石器は合計で50点ほど採取された。内訳としてはスタンプ形石器, 三角錐形石器はほぼ同数である。

  スタンプ形石器及び三角錐形石器ともくるみ等の堅果類の殻を割るため,または,果肉をすりつぶすことを目的とした石器であるが,両者の形状的特徴は異なる。
 一般にスタンプ型石器は,東京湾周辺を中心とした南関東を中心に分布し,三角錐型石器は群馬県を中心とした北関東に分布しているが,スタンプ型石器, 三角錐型石器半々という割合は,本遺跡では,両者が混在していると言える。

 文献2では16点の本遺跡出土のスタンプ形石器及び三角錐形石器の写真が掲載されているが,その写真を見る限りでは三角錐形石器の数が優越している。

 本報で紹介するものも含め,本遺跡から出土したまたは未発見のスタンプ形石器及び三角錐形石器の数はかなりの数と推定される。
 少なく見積もっても200 点は優に超えるものと思われる。

石質はほとんどが硬質砂岩及び砂岩を用いているが,1点のみ流紋岩質の火成岩のものがある。
 硬質砂岩は本遺跡の北側を流れる久慈川の河原ばかりでなく,本遺跡においても普遍的に見られる石材であり,採取した石器は手近の石を拾ってきて加工したものである。

 スタンプ形石器は個々の石器にそれほど大きな形状の違いはないが,三角錐形石器はやや形状にバラエティがある。
 代表的な三角錐形石器を図5−1から図5−7に示す。ほとんどの三角錐形石器の機能面である底面は三角形であるが,図5−1のようにハンドアックスのような形状のものもある。
 この石器はエッジ部に機能を持たせているようであり,エッジ部が若干磨滅している。比較的柔らかい植物の裁断等に用いたものと推定される。
 いくつかの石器は側面の両側にくぼみが見られ, 側面もハンマ−として利用したことが分かる。これは縄文中後期の凹石と良く似た使用法である。

図5−2のように機能面が半球状であるものがある。この石器の機能面は使用により半球状になったものとは考えられなく, スリコギ棒のようなすりつぶしの用途に使用したものではないかと思われる。ほとんどの三角錐型石器は名前のとおり三角錐の形をしているが,石器によっては使用方法に違いがあり,全ての石器が一律に底面で打撃を与える機能のみを有しているということはないようである。

ほとんどのスタンプ形石器と三角錐形石器は機能面( 底面の打撃面) が石器の長さ方向の中心軸に対して垂直あるいは若干垂直からずれている程度である。
 このタイプのうち重量のあるものは, 石器を手に握り被加工物に垂直にふり下ろし, その打撃力でくるみ等の堅い殻を割ったものと考えられる。

  しかし,一方で図5−3のように 機能面が石器の長さ方向の中心軸に対して垂直となっていないものも存在する。
 これらは被加工物に対してやや斜めから石器をふり下ろしたものと考えられる。
 ドングリのような比較的柔らかい皮を持つものの皮取りや粉砕に用いたものではないかと思われる。

   さらに図5−12のように重量が200g程度しかない比較的軽量小型で細身のものが存在する。
 これらの石器では打撃力は期待できず,すりつぶし用のものではないかと思われる。

図5−1 三角錐形石器(1) 図5−2 三角錐形石器(2) 図5−3 三角錐形石器(3) 図5−4 三角錐形石器(4)
図5−5 三角錐形石器(5) 図5−6 三角錐形石器(6)  図5−7 三角錐形石器(7) 図5−8 三角錐形石器(8)
図5−9 スタンプ形石器(1) 図5−10 スタンプ形石器(2) 図5−11 スタンプ形石器(3) 図5−12 小型三角錐形石器

採取した石器のうち1/3程度は主に頭部を欠損した欠損品であるが、残り2/3 には大きな欠損はなく, ほぼ完形である。欠損した石器のうち数点は,破棄する程度の欠損ではなく,多少,調整すれば再使用が十分可能である。これは石材が比較的容易に入手できるものであり、加工も容易であることから補充がきくことと,加工も簡単であることから多少の欠損でも破棄しても不自由がなかったためであろう。また、完成品も多いのも補充が容易であるため、移動の際の荷物となるので捨てた結果と推定される。本遺跡が石器製作遺跡と考えることも可能である。しかし,石器を製作するなら北側を流れる久慈川の川原の方がより石材の入手が容易であるため,立地的には有利である。多くの石器には使用痕が見られるものが多いことからも本遺跡はスタンプ形石器を『使用した遺跡』と捉えた方が妥当であろう。

  欠損品は 頭部欠損が多く見られる。破損したほとんどの石器の破損面は側面と同程度の風化が見られているため, 弥生時代から現在に至るまでの間の農耕等により破損したものではなく, 破損したため破棄したものと推定される。力学的に細い頭部が打撃の衝撃に対して割れやすいのは当然であるが,通常の殻わり程度ではそう簡単に割れるものでない。石器を落としたりして破損させたか,打撃点が側面側に偏った結果の衝撃曲げ応力で破損したものと思われる。これに対して底面が破損したものは2点が認められるのみである。

   次に石器の寸法,重量の測定結果からの考察を行う。石器には比較的大型から小型のものまで幅広い範囲のものが存在する。これは重量で特に顕著であり,図5−11のような800gもある大型のものから図5−13のような200gという軽量のものまで4倍以上の重量差があるものが存在する。平均重量は 450g程度であるが,完形品34点を見ると,300g以下の軽量ものが12点あるが,500g以上の大型品も10点存在し,ばらつきが大きい。長さは85〜165mm の範囲にあるが,平均は120mm 位である。最大幅は40〜95mmの範囲とばらつくが平均は80mm位である。

 欠損品10点の重量は全て300g以上あり、7点は500g以上の重量を示す。この7点については完形品としては600g以上の大型品と推定される。このことから比較的重量の重い石器ほど欠損が多い傾向があることが分かる。

次に,重量と長さの関係を見ると,三角錐形石器の方が,重量の割に長さが長い傾向が出る。これは側面の加工度がスタンプ形石器より進んでおり,形状がスマ−トであることから当然の結果と言える。 

石器の重量の違いは,先にも述べたように処理対象の堅果類の種類の違いや殻取りと果肉の粉化という処理目的の違いによるものと思われるが, 男女,大人と子供といった使用者層の別による要因もあるように思える。

 重量500g位の三角錐形石器を使用してくるみを割ってみると, 金槌や他の自然石と比較してよく割れる。また, 握り部が手に握りやすく加工されていることに感心する。現在でもくるみを割るのにこの石器を超えるものはない。9000年という歳月を超えて, いまだに実用の機能を有していることは驚きである。

  6 その他の石器・剥片について

 局部磨製石器, 片刃石器, スタンプ形石器及び三角錐形石器等とは別種の石器や剥片類も採取される。

 図6−1、2はめのうの石片でありスクレイパーとして用いたものと思われる。

 安山岩の剥片・石核は非常に多く採取される。これらを図6−3に示す。剥片等の表面は長い年月により風化し,白くなっているが,地は黒色で緻密である。
 風化の度合いから判断して早期の所産である可能性が大きい。いずれも表面の風化が激しく剥離痕は明瞭に確認できないがスクレイパ−あるいは片刃石器と思われる。
 薄い板状の剥片が多く、穴掘り用の打製石器や切断具等の用途に用いたことが推定される。図6−3のような不定型石器は多数採取されるが、安山岩製の定型石器は全く採取されない。

図6−1 めのう石片1 図 6−2 めのう石片2 図6−3 安山岩石片

 この他に図6−4に示す叩き石を2点採取した。使用目的はスタンプ形石器同様、堅果類の殻割である。
 早期以降もこの種の石器は普遍的に見られるため、早期の所産とは断言できない。

 山王原遺跡は早期撚糸文期の遺跡として著名であるが、前期以降の遺物も出土する。
 図6−5、6−6は典型的な分銅形打製石斧であり、明らかに中期以降の所産である。

図6−7は薄い楕円形の砂岩の一面に剥離を加えて調整した打製石斧である。本資料も早期の所産とは断言できない。

図6−4 叩き石 図6−5 分銅形打製石斧 図6−6 分銅形打製石斧 図6−7 打製石斧(へら状)

 5に述べたように堅果類の皮むきに使用したスタンプ形石器は多数出土する。スタンプ形石器は言わば打撃を与えるハンマーである。
 ハンマーが存在すれば当然、金敷がないとハンマーの機能は果たせないはずである。しかし、良く探しても金敷に相当する石皿のような石器はどういう訳かほとんど見当たらない。
 特に決まった金敷に相当する限定した石器は存在しないのかもしれない。
 図6−8はその金敷に相当すると考えられる採取した唯一の石皿であり、中心部がくぼんでいる。ただし、本石器も縄文時代に普遍的に見られるものであり、スタンプ形石器に共伴するものとは限らない。

          図6−8 石皿

この他,チャ−ト製の無茎石鏃が3点採取されたが時期の特定は困難であり,掲載は割愛する。
この他にも人工遺物かどうか判断できないものが多くあるが紹介は省略する。

7 まとめ

 山王原遺跡の限定された範囲(農道のみ)の表面踏査で,5点の局部磨製石器,5点の片刃石器,多数のスタンプ形石器及び三角錐形石器並びに多数の安山岩等の石片が採取された。

 これらの石器は縄文早期前葉の撚糸文期の代表的遺跡である神奈川県夏島貝塚の出土品と非常に似ており,さらに本遺跡から多くの当該時期の土器片が採取されている事実から縄文早期前葉の撚糸文期の石器と思われる。

 なお,本遺跡からは縄文前期から中期にかけての土器片も採取されるとのことであるが当該時期のものと推定される石器も少数検出された。

 撚糸文期の土器片の採取も試みたが,小片であり,かつ,模様も明瞭でないため,当該時期のものと断定できるものはなかった。
 本遺跡範囲には縄文土器片よりも土師式土器片の散布量が圧倒的に多く見られ、特に,東方に位置する駒形神社と本遺跡の間の微高地上に多く見られる。

 採取された撚糸文期と推定される石器は木材の加工用及びくるみ,どんぐり等の堅果類の殻割、粉砕等の食料加工用のものであり,温暖化による食用植物資源の増大と土器の本格的利用によるその植物資源の食品利用の活発化と定住化の定着が始まったと言われている撚糸文期の状況を裏付けるものであった。

 なお,本遺跡では南関東系のスタンプ形石器と北関東系の三角錐形石器が混在している状況を示している。
 両者に若干の時期の差があるものか, それとも同一時期に共存していたのか分からないが,いずれにせよ本遺跡が反時計方向廻りで北上した南関東系文化と時計方向廻りで北上し、三角錐形石器を発展させた北関東系の文化が東進した接点であったことに疑う余地はない。
 これが文化・技術のみの接触であったか人の接触も伴っていたのかはスタンプ形石器及び三角錐形石器の混在という事実だけでは判断できない。

  また,スタンプ形石器及び三角錐形石器がくるみの殻割り等に主として用いられたことは間違いないが,垂直に石器をふり下ろすタイプのものと斜め方向から石器をふり下ろすタイプのものが存在する他, 切断・粉砕用の用途に使用したと考えられるものや凹石のような使用法が見られるもの及び大きさも大小様々なものが存在しており,その機能・使用法がかなりバラエティに富んでいた状況が推定される。

8 あとがき

  本報は,平成7年秋頃に採取した石器類を基に平成9年1月にまとめたものをHP用にアレンジしたものである。
 この間,平成11年2〜3月に山王原遺跡の発掘が行われている。
 おそらく多くの縄文早期撚糸文期の遺物が発見されたものと思うが,その内容は把握していない。
 このため,本報にはこの発掘調査結果は全く反映していなく,本報で述べた推論が発掘調査結果により覆る可能性もあることを念のために付記する。

  (参考文献)

1)「那珂町史 自然環境 原始古代編」那珂町
2) 那珂町史編さん委員会 「那珂町の考古学」
3) 原田昌幸 1991「撚糸文土器様式」 ニュ-サイエンス 社
4) 鈴木道之助 1991 「石器入門辞典 縄文」柏書房
5) 加藤普平他編 1995 「縄文文化の研究 7 道具と技術」雄山閣出版
6)    小林達雄編 1988 「古代史復元3 縄文人の道具」講談社

(追加)
上記のレポート作成後、山王原遺跡近くを通った時に立ち寄り、採取した遺物を下に紹介する。
スタンプ形石器は結構採取でき、さらに10個以上は採取した。
石斧はいつの時代からかは特定は出来ないが、局部磨製石斧は早期のものかもしれない。
この石斧は刃部がU字形をしており、ノミのような感じである。

スタンプ形石器 凹石と砥石 スタンプ形石器
局部磨製石斧 小型打製石斧

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